日記18回(2)
戦闘庭フレイヤ 艦橋
ホワイト「さて、唐突に始まりました『第一回 フレイヤ乗組員 ステ振り暴露大会』。
司会進行はこれまた唐突ではありますが不肖、C=K=ホワイトと」
菫少将「この菫の二人態勢でお送りします。
なお、メンバーのLvは全て、2007年8月第二週時点の物です」
全員が揃うや否や、ホワイトと菫少将が勝手に司会進行を勤め始めた。
ホワイト「前置きが長いのは皆嫌でしょうから、早速本題に入ります〜
まずはこの艦の艦長で、このブログのメインキャラでもある、フロース艦長からどうぞ〜」
フロースヒルデ「了解。では……」
フロースヒルデ 職業:ブレイドマスター
ベースLv:74 エキスパートJobLv:36 テクニカルJobLv:20
ステータスタイプ:STR>Vit居合い型 AGIは初期値(中途半端に振るくらいならもっと一撃のダメージを大きく!)
リザーブスキル:二段斬り・人間系ダメージ向上
ECO未実装スキル:所有している事は認めるが、それ以上は現段階ではノーコメント
最近の悩み:特に無し
ジークウルネ「姉さんはもうベース74ですか…… 後1で、ハンタースーツ(ソードマン系L75職服)が着れますね」
ミュー「いや、ウルネ。 L74とL75の違いっていうのは、それだけに留まらない。
L75になると……塔屋上パーティへの参加資格を得る事になる」
ちなみに、募集コメント等でよく見かける塔屋上狩りのPT募集は、レベル75以上である事が条件になっていることが大半である。
ノレンガルド「……とにかくもうちょっとだね、フロースお姉ちゃん。
聞いた話だと、塔屋上って所は上手くすれば1M近くの収入が得られるって話を聞いた事があるから……
暇な時にも行ってくれると、主計係(補給担当の事)としてはたすかるよ」
フロースヒルデ「……まあ、努力はするわ。 もっとも、今の実力で塔屋上の敵とどれだけやりあえるのかは分からないけど……」
ホワイト「……質問は以上ですか?
……無いようなので、次はミュー先輩、お願します」
ミュー「おう」
S(スクラップ)・ミュー 職業:マシンナリー
ベースLv:72 エキスパートJobLv:20 テクニカルJobLv:34
ステータスタイプ:STR>Vit型 フロースとは異なり、AGIも補正込みで36までは振っている
リザーブスキル:武器製造L10・ツーハンドメイスマスタリー
ECO未実装スキル:世界一周バニシングブロウ、棒術スペシャル
最近の悩み:特に無いが、あえて言うなれば岩系ダメージ向上が欲しい今日この頃
フロースヒルデ「ミューも、今のところ順調そうね。 岩系ダメージ向上は……やっぱり無いとつらい?」
ミュー「辛くは無いが……あったほうが楽っていえば楽だな。
特に……お前が居合い三段で月光仮面(バンデッド)を秒殺しまくっている所をみてると……な」
フロースヒルデ「そう……」
ホワイト「そういえば、先輩とフロース艦長って、そんなにLv差無いんですね」
ミュー「一時期、フロースはデスクワークが忙しくて、狩りにでられなかった時期があったからな。
その当時は、あたしはロボの部品集めで塔に篭りっきりだったから…… 気がつくと、Lv2程まで差が詰まっていた」
フロースヒルデ「これには流石に焦って、砦前での修行を始めたのよ。 で、今の所、なんとかミューに追いつかれずには済んでいるわ。
あの当時は来訪者の方からは『ジークにも追い抜かれるんじゃないか』って言われたくらいだしねぇ……」
ミュー「あたしに関しては……もう無いか?
……無いようだな。 ホワイト、次の人に回してくれ」
ホワイト「はい。 次はウルネちゃんの番です」
ジークウルネ 職業:セージ
ベースLv:61 エキスパートJobLv:20 テクニカルJobLv:29
ステータスタイプ:MAG>DEX型バランス
リザーブスキル:ソリッドオーラ・インビジブル
ECO未実装スキル:超能力(透視・予知・念力)、遠隔憑依
最近の悩み:後述
ミュー「そういえばウルネ。 お前、前々から『モンスタースケッチ』憶えたくてウィザードの道に入ったって言っていたが……
後ジョブLv1で、念願のモンスタースケッチ習得か(モンスタースケッチ習得LvにはセージのJobLv30必要)」
ジークウルネ「はい。 いままでは知り合いからスケッチ頼まれても断わなきゃいけませんでしたが……
あとJob1上げれば、そんな事をする必要もなくなります」
ジークウルネ「……とはいえ、ここまで来るのには相当苦労しました。 何故なら……」
ジークウルネ「LV50台後半辺りから、安心して狩れる敵が殆どいなくなって
しまったんですよ!!」
唐突にエナジーストームをぶっぱなしつつ、ウルネは怒鳴った。
どうやら、日頃から相当なストレスを溜め込んでいたようだ。
ジークウルネ「砦前の敵も、新しく実装されたマイマイ島の敵さんも、混乱やら毒やら沈黙やら、状態異常攻撃ばかりやってきて……
アンデッド城の人たちに至っては、倒すのにやたら苦労する割に、それに見合った経験値がもらえないし……
おまけに経験値効率の良い砦前もマイマイ島も人がそれなりにいるから、リビングスタッフ使って狩りしたらトラブルの元にもなりかねないですし……」
ジークウルネ「私は……一体どこで狩りしたらいいんですか……」
ミュー「お、落ち込むなよウルネ…… まだ『光の塔』が残っているぞ。
トロット系の敵ならまず厄介な攻撃してくる事は無いし…… エクトプラズムも、効果時間の短いスロウくらいしかやってこないから、お勧めだ」
ジークウルネ「私もそれは考えたのですが…… 光の塔に篭るためにモーグ方面に行くとなると、今度はクエストが溜まってしまうという事態に
陥ってしまいます。
モーグ方面だと効率よく消化できる討伐クエストが無いですから…… ついつい、クエストの豊富な東方面に足が向いてしまうんです」
フロースヒルデ「東方面の敵でも、エナジーフリークとマジックメデューサ等の状態異常魔法を覚えて……
厄介な状態異常敵の動きを止めるって言う手もあると思うけど……」
ジークウルネ「エナジーフリーク…… 私もそれは覚えてみたのですが……
使っていくうちに、エナジーフリーク(というよりマジックメデューサ)には重大な欠陥がある事が分かりまして……」
フロースヒルデ「欠陥? それって……」
ジークウルネ「まずは、下のSSを見てください」
(注:上の画像に加工の類は一切していません)
ジークウルネ「石化させたフランカーパイレーツにマジックグローブをかけた瞬間を撮影した物なのですが……
これを見て、何か気がついた事はありませんか?」
フロースヒルデ「別に、おかしなところは…… って、確かグローブって、相手をノックバックさせながら多段ヒットするスキルよね。
でも、この画像を見る限り、1段しかヒットしていない……」
ジークウルネ「流石は姉さん。 その通りです」
ジークウルネ「石化した相手にグローブ撃っても、一段しかヒットしないんです!
その上、当たり前といえば当たり前ですが、石化は絶対成功するという訳でもありません。
まったくもう……120K近く使ってスキル調整したのに…… ちっとも元が取ないです。
某攻略サイトではフリークは必須スキルと言われていましたが…… 私にはとてもそうは思えないです」
ミュー「そうか…… で、ウルネ。話は飛ぶがお前、スケッチ覚えたらソーサラーに戻る予定なのか?」
ジークウルネ「はい、その予定です。 『瞑想』が無いと、回復アイテムの消費が激しくて……
ああ、もちろんリザーブするスキルは「リビングスタッフ」、「スケッチ」、それに「エナジーストーム(宴会芸)」に決めています……
フリークなんてリザーブするくらいなら……」
ジークウルネ「ネタとともに生き、ネタとともに死んだほうが遥かにマシです!!」
ミュー「ウルネ……お前の言いたい事は分かったから、もうそのくらいにしておけや。 あんまり愚痴こぼしまくっていると、批判が来るぞ」
ジークウルネ「ご、ごめんなさいミューさん…… つい、熱くなってしまいました」
ミュー「ホワイト、ウルネについてはこのくらいにして、次の奴にまわしてくれ」
ホワイト「はい。 じゃあ、次は藪先生、お願します」
藪「ああ、わかった」
Dr・藪 職業:アルケミスト
ベースLv:61 エキスパートJobLv:27 テクニカルJobLv:20
ステータスタイプ:STR>AGI型バランス (Vitは補正込みで47有)
リザーブスキル:モンスターティミング・マリオネットマスタリー
ECO未実装スキル:各種暗殺術
最近の悩み:大きな悩みは無いが、強いて言えば適正狩場の把握に手間取っている事くらいか
ノレンガルド「……いきなりだけど藪先生、とうとうジークお姉ちゃんにベースLv追いついちゃったんだね」
ジークウルネ「私が悪いんじゃない…… 状態異常をこれでもかとくらいやってくる、Mob達が悪いのよ……」
ウルネは再び、艦橋の隅っこで塞ぎこみ始めた。
藪「まあ、私は普段フロース君に憑依してサポートに回っているからね。 Lv上げには、実のところそんなに苦労していない。
……だが、憑依オンリーでLv上げる事も、良い事ばかりという訳じゃない」
ノレンガルド「……というと?」
藪「自分の適性狩場が今どこなのか、分からなくなる事だ。
これは即ち、今自分に不足している物……言い換えればどうステータスを振ったらいいか、どんなスキルを取ったらいいかを把握出来ない事を意味する。
おかげで、3回もステリセする羽目に陥ってしまったよ」
ノレンガルド「ふぅん…… 藪先生も苦労しているんだね」
藪「ウルネ君もそのうち、私に憑依して狩りにでもいくかね? もっとも、砦前の敵の攻撃はまだ避けられないゆえ……
それが避けられるようになってからの話になるが……」
ジークウルネ「……ええ。 事ここに至っては、手段を選んでなんかいられません……
藪先生、お言葉に甘えさせて頂きます」
ホワイト「藪先生。私からも一ついいですか?」
藪「? 何かね?ホワイト君」
ホワイト「先生のAGIって、今いくつですか?」
藪「63だ。 ちなみにこのAGIだと、カカシ相手でも回避が困難だ」
ホワイト「うへ……AGI63でも砦前の敵やカカシの攻撃、回避できないんですか…… 一体どれだけAGI上げたらいいんだろ?」
藪「さあね…… まあ、避けられるようになったら、追って伝えておくよ」
菫少将「他に藪先生に質問は……
……無いようですので、次はホワイトさん、貴女の番です」
ホワイト「はいはい〜」
C(キュリー)・K・ホワイト 職業:スカウト
ベースLv:43 JobLv:43
ステータスタイプ:AGI型>STR型
ECO未実装スキル:大リーグ投げ一号(投擲系スキル)、鳴鏡心当流奥義・一の型
最近の悩み:シナモンが効率よく狩れない事
フロースヒルデ「シナモンが効率よく狩れない…… シナモンはAGI型には辛い相手だって聞いたけど……」
ホワイト「ええ。ブランディッシュで一撃で仕留められればいいんですけど、仕留めそこなったら大変です。
ダメージは大きいし、AGI54だと避けられないし……
あ、でもその代わり、ロックイーターならお得意様ですよ。 上手くいけば、ノーダメージで仕留められます」
ミュー「しかし、そのLvでロックイーターがお得意様とは、ホワイトも大したもんだ。
あたしやフロースがお前のLvの頃は、ロックイーターが来ると逃げ回っていたもんだぜ」
ホワイト「えへへ……それほどでもありますよ」
ミュー「ホワイト、どうせならシナモンなんざこの際無視して、ロックイーターだけを積極的に狙いまくってみたらどうだ?
……というのも、ロックイーターの野朗はたまに『砂鉄』を落とす。 砂鉄は高級武器を作るために必要な『玉鋼』の原料になるんだが……
その『玉鋼』の在庫が、そろそろ尽きかけているんだ。 だから……」
ホワイト「Lv上げついでに集めてきて欲しいんですね。 了解しました」
ミュー「すまんな。 そのうちお前にも、何か武器作っておいてやるよ」
フロースヒルデ「あとホワイトちゃん。 もう一つ質問、いいかしら?」
ホワイト「はい、なんでしょう?艦長」
フロースヒルデ「ECO未実装スキル欄にある『鳴鏡心当流奥義・一の型』って、一体何?」
ホワイト「良くぞ聞いてくれました、艦長。 『鳴鏡心当流奥義・一の型』とは……」
ホワイト「相手が口上を述べている間に斬殺する……という奥義です。
これが決まると、どんな格上の相手でも即死なんですよ。
実際、前回の話ではエミル君をこの奥義を仕留めましたし……」
ミュー「……おいホワイト。 奥義といえば聞こえがいいが……」
ミュー「それって、ただの不意打ちと何が違うんだ?」
ホワイト「嫌ですね〜先輩。 そんなんじゃないですって……」
ホワイト「This is 武士道。 Are you ok?」
ミュー「……ちっともOKじゃねえ気がするぞ。 フロースも剣士の端くれとして、ホワイトに何か……」
菫少将「ああ、ミュー機関長。 おっしゃりたい事はわかりますが、時間も押してきてますので……
ラストバッターであるノレンガルド主計担当に順番を回そう思いますが……よろしいでしょうか?」
ミュー「ああ、すまん。 そうしてくれ、菫少将」
菫少将「ではノレン主計担当。よろしくお願します」
ノレンガルド「はいはい〜」
ノレンガルド 職業:ウァテス
ベースLv:23 JobLv:23
ステータスタイプ:MAG型=AGI型
ECO未実装スキル:無し
最近の悩み:ホーリーライトは豆鉄砲
藪「ノレン君。試みに問うが、何ゆえ防御ステータスをAGIにしたのかね?」
ノレンガルド「ええとね。 白の聖堂で偶然会った、『フェイスゴーグルおじちゃん』に言われたんだ。
『ウァテスの防御ステータスはAGIに限りますぞ』……てね」
藪「『フェイスゴーグルおじちゃん』…… 恐らくは、このサイト所属の中年男性だろう……。
……ノレン君。 その『フェイスゴーグルおじちゃん』には悪いが、同じ医療関係者として、これだけは忠告させてもらうよ」
藪「我々医療関係者は、Vit(体力)が資本だよ。
ノレン君、悪いことは言わない。 今すぐステータスリセットして、防御ステータスをVitに変えた方がいいだろう」
ノレンガルド「え……なんで? 藪先生」
藪「私が防御ステータスにVitを薦める理由はいくつかある。
まず一つは、AGIはある程度振らないと効果が全く期待できないのに対し、Vitはすこし振るだけでもHP向上や防御力向上といった形で、効果が反映される。
今ひとつはAGIは憑依時の貫通ダメージや魔法ダメージに対しては全くの無力である事が上げられる。
特にウァテスはアクセサリに憑依して味方を援護する事が多いゆえ……
貫通ダメージで頻繁に伸されるようでは、とても癒し手としての責務を果たすことは出来ないだろう」
ノレンガルド「うん……わかったよ、藪先生。 でも、防御ステについてはそれでいいとしても……
何でホーリーライトでバウ一匹倒せないんだろう?」
ジークウルネ「相手を魔法で一撃で仕留めるには、MAG(魔力)にかなりのステータスポイントを注がないとだめよ、ノレン。
特にホーリーライトは属性の関係上、普通の敵に対しては相性が悪いって話を聞いた事があるから、なおさらMAGに振らないと……」
ノレンガルド「ねえ、ジークお姉ちゃん。 お話中悪いんだけど……」
ジークウルネ「? 何、ノレン?」
ノレンガルド「属性ってそもそも何? それって美味しいの?」
ジークウルネ「!!」
先がおもいやられる……
口にこそ出せなかったが、ウルネはそう思わざるを得なかった。
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