日記39話(2)
戦闘城フレイヤII 管制室(旧・戦闘庭フレイヤ艦橋)
?「ただいま~」
ジークウルネ「おかえりなさい。 オペレーター1級試験の結果、どうたったかしら?」
?「それなんだけどね……」
?「無事、合格したよ♪」
ソル「おめでとうございます。 私どもDEMならともかく、普通の人間がオペ1級を一発合格するのは難しいらしいのですが……
流石は、鴎外さん曰く『東大後期課程以上の難易度を誇る、超難関校』の卒業生ですね」
?「うう、ソルさん…… あの学校はそんなエリート学校じゃないってば……
どこをどうしたらそんな誤解できるんだろ……鴎外さん」
アガサ「鴎外のおっちゃんは、その場の思いつきを『公式設定』みたいに語る癖があるから…… あんまり本気にしちゃダメよ」
?「あ、ありがとう・・・・・・ って、どちら様ですか?」
ミュー「ああ、すまんな金田一。 彼女はアガサ。 この間来たっていう、アンブレラのアルマだ」
金田一「はじめまして。 私、金田一プルル。 この部署……オペレーター班に来たばかりの新人なんだ」
アガサ「へぇ…… じゃあ、同期なのね。
私はアガサ。 おじぃがアンブレラ一族の長老やっているから…… さしずめ、アンブレラ一族のお姫様って所かしらね。
以後よろしくね、金田一さん」
金田一「こちらこそよろしくね、アガサちゃん」
ジークウルネ「ところで、ミューさん。 アガサちゃんとユキちゃんを連れて、今日はどのような用件です?」
ミュー「何、ユキとアガサにこの艦の部署を一通り見せて回っているだけだよ。
ユキ、アガサ。 ここは管制室。 オペレーター班の詰所だ」
ジークウルネ「オペレーター班長…… チーフオペレーターのジークウルネよ。 よろしくね。
もっとも、ユキちゃんとはこれが初対面って訳じゃないけどね」
ユキ「ええ。 あ、ウルネさん…… この間はスイーツのレシピ、どうもありがとうございました」
ジークウルネ「学生時代『お菓子クッキングサークル』に所属していたから…… お菓子系のレシピなら、沢山持っているわよ。
まだ渡してないレシピもあるから…… 必要なら、言ってくれればいつでも渡すわ」
ユキ「あ、はい」
ソル「そして、私がサブオペレーターのソルです。 今まで、このオペレーター班は私とチーフの2人体制でやっていましたが……
たった今、そこの金田一プルルさんがオペレーター一級試験に合格しましたので、これでようやく、3人体勢でローテーションを組むことが出来ます」
ミュー「いままで、ウルネが体壊すとソルがずっと管制室に篭りきりだったからな……
これでようやく、余裕のあるローテーションを組むことが出来るというわけか」
ソル「ええ。 チーフはあまり体が丈夫では無いので、大変助かります」
ユキ「それはよかった……
ところで、ウルネさん……」
ユキ「その格好…… フォースマスターになられたようですね」
ウルネ「ええ。 友達に手伝ってもらって、ようやくなることが出来たのよ」
ミュー「そいつは良かった。 で、どうだ? フォースマスターの力っていうのは?」
ジークウルネ「それがですね…… まだ殆ど使った事無いんですよ、フォースマスターのスキル」
ミュー「? どうしてだ?」
ジークウルネ「転生してから、私はもっぱら憑依支援でLv上げしているのですけど……
フォースマスターのスキルって、憑依中使用不可の物が多くて…… 殆ど使う機会が無いんですよ」
ミュー「……」
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