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      日記第十五回

今回の日記担当:フロースヒルデ


某月某日 アクロポリス・南軍詰所



フロースヒルデ「長官、これがお探しの『ハートルビー』になります。 ご確認を」

南軍長官「おお、確かにこれは『ハートルビー』……。 よくやった、フロースヒルデよ。 任務が完了だ」

 ある日の昼下がり、私は上官である南軍長官からのクエストを久しぶりに請けてみた。

 というより、たまたま詰所に寄ったら長官が『ハートルビー譲ってくれ』と泣きつく物だから、仕方なしに倉庫に保管してあった

ハートルビーをあげただけの事であるが。

(ちなみにこのハートルビー、ジークが決死の覚悟でカカシ狩りして集めてきた物)


南軍長官「しかし、これは我が南軍に限った話では無いのだが……

最近は騎士団のクエストを請けてくれる者がめっきり減ってしまってな

こう言っては不謹慎かもしれぬが…… クエストの担い手が少ないために連続盗撮事件を起こしてしまった大タタラ場の社長の気持ち……

分からなくも無いな」

フロースヒルデ「……だからって、あの社長の真似だけはしないで下さいよ。

スキャンダルの類だけは、勘弁してください」

南軍長官「……わ、わかっておる。そんな事くらいは。

で、フロースヒルデよ。 騎士団クエストが不人気な原因は……どこにあると考える?」

フロースヒルデ「その理由としてはいくつかあります。

ますは高Lv者向けのクエストが存在しない事。 それに討伐クエストは現地に行くまで手間がかかる&Lvの割に難易度が高いクエが多い事……

そして、最後に採集クエストは要求される品と報酬が見合わない事……

私が考えるに、以上3つが、騎士団クエストが不人気な原因かと思われます」

南軍長官「そうか……わかった。 後で、混成騎士団代表にその旨具申してくるか……

もっとも今の代表は、どうしようも無いロクデナシだからな…… 素直にその意見が通るかは不透明だが……」

 『ひふへ長官』と名高い南軍長官に『ロクデナシ』と呼ばれた混成騎士団代表が、何だか哀れに思われた。

 もっともその代表にしてもこの間のゴールデンウィークイベントの折、演習用トルマリンを暴走させて凶悪なモンスターを多数呼び寄せて

しまった挙句、その討伐は冒険者任せにして自分はただうろたえていた……という醜態を見せた。

 当然、代表は解任される事が予想されたが、予想に反し、厳重注意程度の処分で済んでしまったらしい(噂では、各方面に金品を送って

更迭を阻止しようとしたとか)。

 なので、南軍長官がロクデナシと軽蔑する気持ちも、理解できた。


フロースヒルデ「では長官。私はそろそろ退席してもよろしいでしょうか?」

南軍長官「ああ、構わんよ。 また機会があれば任務を請けてくれ。

いつでもお前を待っているぞ」

 私は長官に一礼すると、長官室を後にした。



長官の声「部下Aよ。仕事が終わったらまた例のシュミレーターで勝負と行こうでは無いか」

部下の声「え、またファミコンOォーズですか? いいですけど、よく飽きませんね」

長官の声「訓練だ。頭脳訓練と思えば、別に問題は無い」

 廊下にいても、長官と部下の声は丸聞こえだった。

元帥「この建物の防音工事、なってないね。フロースちゃん」

フロースヒルデ「そうね…… はぁ、こんなんじゃ南軍の将来がおもいやられるわ……」

 詰所の防音工事が手抜きである事からお分かりのように、ここの所南軍では、頻繁に情報漏えい沙汰が起こっている。

 私も最近では大事な話は、間違っても南軍詰所では行わない事にしている。

元帥「それにしても、こんなザル防諜でこの街の治安維持が何とかやっていけているのは……奇跡としかいいようがないね」

フロースヒルデ「それか、アクロニアが平和すぎるほど平和……って所かしら」

 小声で、私と元帥が話をしていると、突如……

SE:ゴォォォォーーーーン!!(落雷音)

 急に辺りが暗くなり、詰所に落雷がしたと思うと……

長官の叫び「ぐへ〜っ!ぐわわわ〜っ!!!」

部下Aの叫び「うぎゃぎゃぎゃ〜っ!!」

 長官と部下Aさんの、悲痛な叫びが聞こえてきた。



フロースヒルデ「落雷……さっきまで晴れていたのに、なんで急に……」

元帥「日頃の長官さんたちの怠慢ぶりに、神様が天罰を下したのかもね」

フロースヒルデ「……かもしれないわね。

それにしても、長官達が心配だわ…… 様子を見に行きましょう」

 私は元帥を伴い、長官室へと入っていった。


長官室


フロースヒルデ「長官、ご無事ですか……って、ええっ!?」

 長官室に入った私は、信じられない物を目撃した。

 さっきまでいたはずの長官のその部下Aさんの姿は無く、代わりに……

  

巨大なミジンコが二匹、長官室にいた。

フロースヒルデ「巨大ミジンコ……さては、新たに実装されたMob!?」

 私はとっさに、剣を構えようとするが……

ミジンコA「ま、待ってくれ、フロースヒルデよ。 私だよ、南軍長官だよ……」

 ミジンコの中の一匹が、私に語りかけてきた。

 その声は明らかに、南軍長官の物であった。

フロースヒルデ「えっ!? ちょ、長官?」

ミジンコA「急に我々の上に雷が落ちたかと思うと、気づいたらこんな姿に……」

ミジンコB「な、何とかしてくれ、フロースヒルデよ…… 私は……どこかの誰かのようにひふへ等にはなりたくないのだ」

 もう一匹のミジンコが、私に語りかけてきた。 こちらは、長官の部下Aさんようだ。

ミジンコA(元長官)「な、なんとかしてくれ…… お前だけが、お前だけがたよりだよ……

びえ〜ん! 人間の姿に戻りた〜い!!

 長官はとうとう、泣き出してしまった。 長官の威信丸つぶれである。


フロースヒルデ「ちょ、長官……」

 ヨヨヨ……と泣き崩れる長官に、私はかける言葉が思い浮かばなかった。

ミジンコB(部下A)「と、とにかくフロースヒルデよ。 こんな姿を他のネタブログの奴ら……

特に一族すかいうぉーかー辺りに嗅ぎつかれたら…… 我ら南軍の威信はがた落ちだ……

何とか、何とかしてくれ……

びえ〜ん! 人間の姿に戻りた〜い!!

フロースヒルデ「……」

 この瞬間にも、すでに他のネタブログの人たちはこの惨状を盗み見てほくそえんでいる可能性が少なからずあったが、

ミジンコにされてしまった長官達が可愛そうなので、その事を口に出すのはやめておいた。

ミジンコA(長官)「とにかく今は、どこかに隠れないと…… こんな姿を余人に見られたら……」

声「盗聴器の駆除に来たよ、長官さん」

 勢いよく、長官室の扉が開いたかと思うと……



 そこには私の盟友、ミューの姿があった。

 ついでに、その相棒である山吹中佐も一緒だ。

ミュー「お、フロースじゃないか。 珍しい所で会うもんだな。

で、我らが長官様は、どこにいるんだい?」

フロースヒルデ「ええと……」

 一瞬、返す言葉に窮したが……どうせ、盟友であるミューには本当の事を言わねばならない。

フロースヒルデ「あそこに、大きなミジンコが二匹いるでしょう」

ミュー「ああ、いるな。 ……まさかと思うが、あれのどっちかが長官の成れの果て……って言うんじゃないだろうな?」

フロースヒルデ「……その通りよ。 感がいいわね……」


ミュー「げっ! マジかよ!!

 ミュー本人はそんなあてずっぽうな推理が当たっているとは予想していなかったらしく、驚愕の声を上げた。

ミジンコA(長官)「ふ、フロースヒルデの言っている事は本当なのだよ、ミュー君……

ああ……世も末だ……」

ミュー「その声からして……本当に南軍長官らしいな。 なんとまあ、あるべき姿に戻った悲惨な姿になっちまったものだ」

ミジンコA(長官)「ど、同情するなら、何か解決策を考えてくれ…… 盗聴器の駆除なんか後でもいいから……

うう……しくしくしく……」


ミュー「な、泣くなよ長官…… 仮にも軍幹部にいる男が、そんなみっともない泣き方するんじゃないよ」

 ミューは呆れ顔で、泣き崩れる長官に言った。

ミュー「それにこんな時だからこそ、盗聴器の類の駆除を最優先にすべきなんじゃないのか?

まあ、あんたがそのみっともない姿を外部の人間に晒したいっていうんなら話は別だが……」

ミジンコA(長官)「わ、わかった。 盗聴器の駆除、始めてくれ……」

フロースヒルデ「でもミュー。盗聴器を駆除するにしても……

すでに盗聴器が仕掛けられていたら、もう手遅れなんじゃ……」

ミュー「これある事を予期していた訳じゃないが、昨日長官の頼みで、対盗聴器・盗撮カメラ用の妨害電波を発生させる装置を取り付けておいた。

 だから、昨日から今現在まで、ここに仕掛けられた盗聴器・盗撮器の映像や音声はノイズだらけになっているはずだ」

フロースヒルデ「ほっ…… 流石はミューね」

ミュー「だが、いくらノイズだらけにしたといっても……それ相当の技術力を持った人間であれば、音声や映像を一部復元される可能性がある。

だから、盗聴器・盗撮器その物を駆除しない事には……恒久的な対策にはならないだろう」

フロースヒルデ「そう……」

ミュー「機材を貸すから、フロースや元帥も盗聴器探し手伝ってくれ。 仕事は手早く終わらせるに、越したことはないからな」

フロースヒルデ「わかったわ。じゃあ元帥、はじめましょうか」

元帥「りょうか〜い」


 十分後……


フロースヒルデ「ふぅ……どうにか終わったわね。

それにしても……結構な数の盗聴器が仕掛けられていたわね、ミュー」

ミュー「ああ。NHKCIA……主だったネタブログの出先機関の盗聴器は、全て揃ってたな。

これじゃ、南軍の情報が他ブログにただ漏れする訳だ」

ミジンコA(長官)「むぅ……奴らには後で抗議しておかぬとな……」

ミジンコB(部下)「検挙しなくても、よろしいのですか?長官。 詰所に盗聴器を仕掛けるという事は、我ら南軍に対する重大な挑発行為ですぞ」

ミジンコA(長官)「出来ればそうしたいのであるが、奴らの報復は侮れぬ物があるし……」

ミジンコB(部下)「奴らとて所詮民間人。我ら南軍一同の力を結集すれば、奴らを討伐する事は決して不可能では……」

ミジンコA(長官)「いあ、やっぱり抗議だけに済ませておくよ」

ミジンコB(部下)「な、何故です長官!!」



ミジンコA(長官)「だって怖いんだもん

一同「……」

 長官がヘタレなのは今に始まった事では無いが、ミジンコになる事により、そのヘタレぶりがさらに増幅されているようだ。


元帥「ねえ、長官さん達。漫才はこのくらいしようよ。早く解決策考えないと、本当にまずいんじゃないの?」

ミジンコA(長官)「う……確かに。 フロースヒルデ、それにミュー君。 何か、解決策は無いか?」

フロースヒルデ「むぅ……私に言われましても…… ミューは何か心当たりはあるかしら?」

ミュー「あたしに振られてもなぁ……と、ちょっとまてよ」

ミジンコA(長官)「何か……心当たりでもあるのかね?」


ミュー「前にどこかの資料で……人間を他の生命体に変えてしまう超兵器の事が掲載されていたのを見た記憶がある」

ミジンコA(長官)「ほ、本当かね?」

ミュー「ああ。 悪いけど、あたしはちょっとフレイヤに戻って、資料を漁って来る。

もしかしたらその資料が、あるかもわからないからな。

フロース、お前さんはどうする?」

フロースヒルデ「私もフレイヤに戻るつもりよ。 ここにいても、長官達を治療する方法が見つかるとは思えないし……」

ミジンコA(長官)「そうか……わかった。 出来るだけ早く、治療方法を見つけてきてくれ……」

ミュー「長官達は、これからどうするんだい?」

ミジンコA(長官)「とりあえず、この部屋に鍵をかけて誰も入れないようにする。

その上で私と部下とで水槽の中に入っていれば…… 傍目には普通の観賞魚にしか見えない……はずだ」

フロースヒルデ「か、観賞魚……ですか」

 アクロニアのどこを探しても、巨大なミジンコなる生命体は存在していないので、どこまで他人の目を欺けるかどうかは疑問であったが、

他に適当な方法が無いのも、また確かである。

フロースヒルデ「それではこれより私は、乗艦に帰還します」

 私は長官達に別れを告げ、『フレイヤ』へと戻った。




戦闘庭「フレイヤ」


ジークウルネ「あ、姉さん、ミューさん、お帰りなさい」


Dr・藪「お帰り、二人とも」

 フレイヤの艦橋に入ると、居残り組であるウルネと藪先生が出迎えてくれた。


フロースヒルデ「只今…… あれ?ジーク。 いつもかぶっている帽子はどうしたの?」

 ジークウルネは、いつも被っているキャノッチェを今日は外していた。

Dr・藪「ああ、フロース君。 今目の前にいるウルネ君は、等身大デコイ…… つまり分身だ。

本物のウルネ君は今日は、NG(ニンジャギルド)に出ているよ」

デコイウルネ「ギルドマスターに、『デコイと本物が区別できるようにしておけ』と言われまして……

それで、デコイである私は、帽子を被らない事にしたんですよ」

フロースヒルデ「なるほど……

で、ジーク。 艦内で何か変わった事は無かったかしら?」

デコイウルネ「フレイヤの内部では、特に異常はありませんでした。ただ……」

フロースヒルデ「ただ?」


Dr・藪「そこから先は私が説明しよう。デコイウルネ君」

 妙に真剣な表情で、藪先生が説明を代った。

Dr・藪「現在騎士団から報道管制がしかれているらしく、まだ一般市民には知れ渡っていないが……

今日アクロポリスの各地で、人間がミジンコに突然変異する事件が多数発生した事は……知っているかな?」


フロース&ミュー「えっ…… どうしてその事を!?

 南軍長官がミジンコになった事がもう外部に漏れたのか…… ある程度予想は出来た事とはいえ、私とミューの胸中に緊張が走った。

Dr・藪「どうしても何も…… 私は人間がミジンコに変る瞬間をこの目で目撃してしまってね。

ちなみに、被害者は西軍長官だよ」

 どうやら、南軍長官の一件はまだ世間には広まってはいないらしい。

 私は心のなかでほっと、胸をなでおろした。

ミュー「西軍長官が? おい藪、そもそも西軍詰め所なんかに何しにいったんだ?」

Dr・藪「何、彼とは昔からの付き合いでね。 持病のギックリ腰を直して欲しいって彼から電話があって、治療しにいったのだが……

治療を始めようとしたその時、室内なのに彼に向かって雷が落ちてね。

……気がついたら、彼は……」

フロースヒルデ「……」



デコイウルネ「被害者は西軍長官だけではありません。

本物のジークウルネからの連絡では、ニンジャギルドの入門試験を受けに来た、一族の銀O面さんが、やはり謎の落雷を受けて……」

フロースヒルデ「むぅ……」

 藪先生やジーク(デコイ)の話から、ミジンコになってしまったのは、どうも南軍長官だけでは無かったらしい。

 一体どれだけの数の人がミジンコになってしまったのか、現時点では予想が付かない。


ミュー「フロース。とりあえずあたしは騎士団のメインコンピューターにハッキングかけて、ミジンコ事件の被害状況を調べてくる」

フロースヒルデ「……了解。 くれぐれも、足が付くような真似しないようにね」

ミュー「わかってるよ。 じゃあ、ちょっと失礼」

 ミューは自分の机に座り、キーボードを叩き始めた。

フロースヒルデ「……藪先生。 今度のミジンコ化現象について……何か心当たりはあるでしょうか?」

 藪先生にはフレイヤの軍医になる前から、病弱な妹・ジークウルネの面倒を何かと見てもらっていた。

 なので軍医になってからも、彼女と話す時は自然と敬語を使ってしまう。

 立場的には艦長である私の方が上なのにもかかわらず、だ。

Dr・藪「さあな。 人間がミジンコに化ける現象なんて、私だって初めて耳にするよ。

ただ……」

フロースヒルデ「ただ……何でしょう?」


Dr・藪「治療法については、一つ心当たりがある

 自信たっぷりに、藪先生は宣言した。

フロースヒルデ「えっ……それ、本当ですか!?」

Dr・藪「ミジンコになってしまった西軍長官を詳しく診察したんだがね。 

私の見る限りミジンコになってしまった人間は、ミジンコの肉体と融合を起こしてしまっている。

『見た目』を巨大ミジンコに、『能力』を人間に設定して強引に融合してしまった……といった所かな」

ミュー「なるほど…… ヨーコさんの武具融合と似たような原理か」

 キーボードの手を休めることなく、ミューが言った。

Dr・藪「ああ。細かい原理は違うが、大体それで合っているだろう」

フロースヒルデ「で、先生。 ミジンコになってしまった人たちの治療方法って……」

Dr・藪「トンカのマリオネット職人が最近開発した特殊なプリズム…… 『融合分離プリズム』を使えば、彼らを元に戻す事が出来るやもしれない」

フロースヒルデ「なるほど…… じゃあ、トンカに行ってそのプリズムを入手すればいいのね」

Dr・藪「ただ、そのプリズムは開発されたばかりで品薄だから……

トンカ中の店を漁るか、開発した技術者に譲ってもらうように交渉するしかないね。

また、そのプリズムは本来誤って融合してしまった武具を本来の姿に戻す為の代物だから……

実際にやってみないと、ミジンコになってしまった人間を治療できるかどうかは分からない」

ミュー「なるほどな…… 100%治療できる訳でもないって事か」

Dr・藪「ああ。 ただ救いは……被害者の一人に南軍長官がいるという事だ」

フロースヒルデ「救いって……先生、その心は?」


Dr・藪「彼……すなわち南軍長官が『ひふへ』の仲間であるという事だ。

ひふへは死んでも白の聖堂か黒の聖堂で自動的に復活するという話は……君達も知っているだろう。

これはすなわち、もし医療事故が起こって長官の身に何かあっても…… いくらでもフォローできる事を意味する」

 医療関係者にあるまじき事を藪先生は言っているような気がしたが、多分気のせいだろう。

ミュー「て事は…… 事故を恐れる事無く、次々と新しい治療法を試していけるという訳か」

Dr・藪「ああ、そういう事だ。 まずは長官でこの治療法を試してみて、良ければ他の被害者の治療に移り……

駄目なら別の方法を考えるしか無いと、私は思うが…… どうだろうか?」

フロースヒルデ「そう……ですね。 なんだか長官をモルモットにしているようで悪いけど、背に腹は替えられないからね。

 ……ミュー。ひとまず、被害状況の把握は後回しにしましょう。

今からトンカにいくから、出航準備にかかってくれないかしら?」


ミュー「了解だ、フロース」


フロースヒルデ「進路を南東に! 目的地、トンカシティ!!

 フレイヤはアクロポリスを離れ、一路トンカシティへと向かった。



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